● 演じてみた感想やキャラクター紹介をお願い致します。
- 吉野
- 僕の演じた水帆は元々華族だったわけですが、親の借金返済のために廓(くるわ)で働くハメになるという子です。廓での生活は、それまでと天と地ほどの差があり、とても大変なんですが、彼の頭は7年前に出て行った家庭教師兼兄代わりだった一佳の事でいっぱいで彼の事だけを考えながら暮らしていたんだなって思いました。
それに最初は、わがままな子なんだろうと思っていたんですが、一途で自分の意思を持っている子だなと思いました。
- 平川
- そうですね…一佳は水帆の家で家庭教師などをしていましたが、紆余曲折あり今は速水家の次期総帥と言われる男になっています。僕としては、クールという感覚以上に、とても冷たい印象を受ける男性だなと思いました。
ただ、僕自身が今までにこういう冷たい役をやっていなかったので、新鮮で楽しかったですね。
- 遊佐
- 僕は…朝倉は実はいいヤツなんでしょうけど、ちょっと水帆にイジワルもしました(笑)。何の商売をしているかはわかりませんが、お座敷遊びは慣れているようです(笑)。でもお金を使わされるのは今回限りって事で(笑)。
- 平川
- いやいや、これからもぜひ(笑)。
- 遊佐
- でも一佳は家(速水家)を出ないといけないでしょ?ますます財布がわりに使われそう…。
- 平川
- そんなこと言わないで友達でずっといて下さい。
- 遊佐
- 嫌です(笑)。
- 平川
- なら、たまに水帆を貸し出しますか?
- 遊佐
- だったらいいよ。
- 吉野
- ひどい話だよ、あんた(笑)。
- 岸尾
- でも今回は色々な単語が出てきて楽しかったですね。テンションが上がる「竿師」とか(笑)。時代が時代なだけにあまり使わない言葉があって、逆に新鮮でもあり、難しくもありましたね。あとは個人的に吉野君とBLではあまり会わないので、「吉野君が受けか…頑張っているなー」と思いましたし、楽しませていただきました(笑)。
インタビュー2回目
● 今回皆さんは男性が好きになる役柄でしたが、
キャラ的にどの男性がタイプだと思いますか?
- 吉野
- 僕が水帆だったら、翡翠は謎な部分が多いので気にはなりますね。翡翠も元々は廓で働いていたんですが、身請けで大門を出たものの、好きな人に先に逝かれてしまい、幸せだった頃の思い出を求めて廓に戻ってくるところを考えると、翡翠も随分一途な方だなと思うんです。だから、この中だったら翡翠かな…。
- 平川
- さっきみんなも言っていましたけど、どのキャラクターも心に一つ何か傷を持っていて、自分たちなりに乗り越えてる人、乗り越えようとしている人、色々いてそれぞれがとても魅力的だと思います。その中でも心(しん)の強さがあるなと思ったのは翡翠かな。経済的には朝倉がとても魅力的ですけど(笑)。
- 岸尾
- お金で言ったら、沖田の方が持ってるんじゃない?
- 平川
- でも、朝倉とか翡翠にしておきます(笑)。朝倉からお金をもらいながら、翡翠とつきあうというのは、どうでしょうかね?
- 岸尾
- ひどいよね(笑)。
- 遊佐
- ちょっと僕的には水帆は弱すぎるんで、もう少し人間的には強い方がいいかなと思いますね。僕は朝倉がいい人だなって思います。僕は読んでいたんですよ、台本を読んでかなり最初の段階で自分の役柄が損な役回りそうだなって (笑)。
- 平川
- 損と書いて「いい人」って読むんですよ。
インタビュー3回目
● では最後にファンの皆様へ一言。
- 吉野
- お疲れ様でした。ホントに結構正直なところ、難しい役どころだなと思いました。聴いてくださったみなさんがどう思ってくれるかが、実はすごく不安だったりします。魅力的な大人な一佳であったり、朝倉だったり、よき理解者の翡翠がいたりで、僕的には水帆は世間を知っている方たちに支えられているなって感じがしたんですね。そういうのも踏まえて、みんながそれぞれのキャラクターに魅力を感じてくれて楽しんでくれたら嬉しいです。ありがとうございました。
- 平川
- それぞれのキャラクターが複雑な胸の内といいますか、想いが交錯するのでパッと聴きは重い話じゃないのかなーと思われるかもしれませんが、その奥にある気持ちの絡み合いというか、愛情故みたいなものがみなさんに届くといいなと思います。じっくり聴いていただいて、かみ締めていただけたら、いろんなものが聴こえてくるんじゃないかなーと思います。
- 遊佐
- 今回メインで話している人たちはかなり人数が少ないので、その分濃密なシーンにそれぞれが仕上がっていると思います。これはゆっくり聴いていただきたい作品ですね。僕らは収録に根をつめすぎると、おかしなテンションになってしまうので、息抜きにフリートークや取材で馬鹿な話もしてしまいますが、いろんな人の想いを汲み取って聴いて頂ければと思いますね。どうせ一佳は朝倉くらいしか友達はいないんでしょうし(笑)。
- 平川
- そうでしょうね。
- 遊佐
- 損な役割の朝倉もぜひ聴いてやってください。
- 岸尾
- 時代背景が昭和だったり、大正だったりとするわけですが、禿っていったいなんだろう、竿師ってなんだろうとか、そういうところから興味を持って調べてもらったり「せっかくだからお座敷遊びもしてみるか」みたいな感じでしたんで、人生経験を深めていろんな見聞を広げて頂くのもいいんじゃないかと思います。がんばってください。
- 一同
- (笑)
- 岸尾
- 送りだした(笑)。
- 平川
- ファンを送り出したぞ(笑)。
- 遊佐
- かっこいい口調で言っているけど、活字にしたら、まったく訳のわからないことになっていそうだなー(笑)。